2000年「尖」京都市美術館  *画像内の作品をクリックすると、拡大図を見ることができます。



 前作に比べてサイズが多様化し、やや宗教美術的な構成となりました。その原因は、構成単位を頭部のある生命体の様に見立てた、または擬人化したともいうべき配置がなされていることと、「生成 Ⅰ」のシルクロード仏教壁画にみられる寄進者等を横並びに反復して描く構図、「生成 Ⅱ」の“三尊形式”、「生成 Ⅲ」の“千仏”といった宗教画の構成原理を思わせる再構成がなされているからでしょう。また、壁面そのものを地とした絵画空間的な意識もこれらの作品の特徴となっています。

 さらに「生成 Ⅲ」では、構成単位の幾つかが床面に落下し、絵画空間(壁面)から現実空間(床面)への侵入を暗示、次作の立体化を予告しています。




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菩薩シリーズ