この展覧会より、モチーフは西域ベゼクリク石窟の供養菩薩に絞られます。様々な仏教壁画を試した結果、このイメージの造形に発展性を感じたのが主な理由だといえるでしょう。ここでも石膏を塗ったパネル張りのキャンバスや紙が支持体となっていますが、イメージの輪郭をカットアウトした作品も登場します。支持体の上に図と地の両方が存在していた作品から、“図=支持体”への変化は、現実空間の壁面そのものを“地”とすることにつながり、その後、パネルや展示ケースという空間的制約から作品を解放することになります。


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菩薩シリーズ